
Excelの数式と関数を使うことで、複雑な計算の簡素化や、繰り返し作業の自動化をすることができます。そのため、Excelは社内の様々な部署でデータ管理・分析時に使われています。
電子文書を作成する際にも、Excelの数式と関数をそのまま適用できれば非常に効率的です。eformsignでは、数式と関数を使用しているExcelファイルをそのまま電子文書テンプレートに変換することができます。
eformsignの強力な機能の一つであるフォームビルダー(eformsign Microsoft Office Add-in)を使用することで、Excelの数式/関数を適用した文書を簡単に電子文書にしてeformsignにアップロードすることができます。
今回のブログでは、Excel関数/数式を適用したテンプレートを作成する方法を、簡単な例を挙げてご説明します。
例:備品購入申請書を使って、備品購入費の合計金額を求める簡単な式を適用してみます。
使用方法:
1. フォームビルダー(Microsoft Officeアドイン)をダウンロードし、インストールします。
2. Excelで作成したファイルを開きます。(本例では備品購入申請書を使用)
3. ExcelのリボンメニューからOZ in Officeタブをクリックします。
4. 各セルに該当する入力項目を設定します。
5. 数式を入力する入力項目(セル)をクリックし、右側のプロパティウィンドウで入力項目の名前(例:合計金額)を入力します。
6. 合計金額セルを選択した状態で、画面上部の数式入力欄に数式を入力します。本例ではH9セルとH10セルの合計が合計金額セルに自動的に入力されるよう、「=H9+H10」と数式を入力します。
7. 実行をクリックし、プレビュー画面から文書内に値が正しく入力されているか確認します。H9セルとH10セルに入力した金額の合計が合計金額に正しく入力されているか確認します。
8. アップロードボタンをクリックし、Excel数式/関数が適用された書式をテンプレートとしてeformsignにアップロードします。
💡 eformsignでサポートしている数式と関数
eformsignでサポートしている全てのExcel数式と関数は、上記の例と同様の方法で適用することができます。
eformsignでサポートしているExcel数式と関数は以下のとおりです。
- 四則演算(+, -, ×, ÷)
- 演算の優先順位
- 符号(+, -)
- セルの参照
- 論理関数:IF, AND, OR, IFS
- 数学/三角関数:ABS, MOD, PI, RADIANS, ROUND, ROUNDDOWN, ROUNDUP, SUM, TRUNC, SIN, COS, TAN
- 統計関数:AVERAGE, COUNT, COUNTA, MAX, MIN
- 文字列操作関数:LEFT, MID, RIGHT, LEN, LOWER, UPPER, SEARCH
- 検索/行列関数:MATCH, HLOOKUP, VLOOKUP